積立型の保険は全然儲からない!投資効果で見た積立終身保険
積立型の保険は投資としてみるとあまりおすすめできません。
その理由をご紹介いたします。
まず日本人は元本保証に強いこだわりがあると思います。
それに終身保険も付加されていることで人気を博しているでしょう。
例えば2018年の終身保険ランキングでは解約時払戻のR終身保険がトップになりました。
30年後に払済期間を設定すると109.9%が返戻される商品ですが、IRR(内部収益率)で見ると、投資効果が低いことがわかります。
※IRRについては下記の関連記事で紹介しています。
関連記事
・『IRR(内部収益率)を使った不動産投資指標』
前提条件
想定
O生命保険会社 R終身保険
年齢:30歳 (平成元年1月1日生)
性別:男性
死亡保険金:1000万円
期間設定:60歳払済(30年間)
↓
毎月保険料:21,640円
総支払額:7,790,400円
解約返戻金:8,603,700円
返戻率:110.44%
勝手にお金が1.1倍になって返ってくるので大変お得に感じます。
しかし、これを投資としてとらえた場合、どれほどの効果があるのか計算してみましょう。
投資指標で見てみると・・・
IRR(内部収益率):何%で複利運用すると同じ投資効果を得られるか
本来は月額ですが、計算のため毎年末にまとめて払うとして計算すると、
IRR 0.633%
結論として
- 終身積立保険はあくまで死亡保険。
- 単純に投資効果としてみると効率は非常に悪い。
投資効果の高い保険はやっぱり海外
貯蓄より投資でお金を増やしていくことを我々は推奨しているのですが、元本保証された保険が欲しいという方もいらっしゃいます。
弊社では Investors Trust 社 S&P500 をおすすめしています。
20年満期支払いで元本の160%が確保されています。投資成果が上がればさらに上昇します。
30年で110%の日本の保険とは格別の数値ですね。
Investors Trust社はケイマン諸島に本拠地を持ち、租税回避によって収益を高めている保険会社です。
ただInvestors Trustをネットで検索すると「詐欺」や「解約」など不穏なワードが並んでいます。
ですがそれらの内容は
・満期保険なのに中途解約して大損したと強調している
・解約ビジネスで手数料報酬を狙っている
の2点が主です。
日本でも満期保険を中途解約したら半分も戻ってこないことは当たり前ですよね。
それを詐欺と呼称するのは見当違いだと思います。
また、こういった情報で不安を煽ることで、解約代行のビジネスも広がっています。
解約することで手数料を支払うモデルです。
満期保険ですからやり始めたからには腹をくくって最後までやり切った方が当然いいです。
それは長期インデックス投資でも、日本の解約返戻金終身保険でも同じです。
おわりに
保険が大好きな日本人ですが、投資として見ると効率は非常に悪いです。
保険は保険。投資は投資。と切り分けて効果を計算すると真相が見えてきます。
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