家賃相場の調べ方
これから不動産投資を始めようと新規で賃貸経営を考えている方、既に物件をお持ちで新しく買い進めていく方必見!
物件を購入前必ず調べておくべきこと、それは周辺家賃相場です。
適正な家賃相場を知ることは、後で自分が後悔するリスクを防ぐためにも最も重要なポイントです。
賃貸経営は、基本家賃収入で形成されるビジネスですから、これが崩壊すれば事業として成り立ちません。
そこで今回、不動産業者ではない方でもある程度の家賃相場を知る方法をご紹介します。
家賃相場を知るには
不動産業者が家賃相場を調べる場合には、
・所在地近傍の管理会社等にヒアリング
・REINS(不動産業者間でのポータルサイト)で成約事例を検索
などの方法で「実態に即したデータ」を集めます。
しかし、一般の方がそういった情報に踏み込むのは中々難しいのは当然です。
そこで、スマホさえあれば簡単!
SUUMO・HOMES等サイトを利用して「掲載されている物件の家賃」から実際の家賃相場を想定する方法を解説!
SUUMOで調べる方法
今回は例として弊社 横浜本社の所在する
横浜市中区の 【新築マンション 1Kタイプ】賃料相場を調べてみます。
①まずはSUUMOにアクセス
②SUUMOのトップページから関東をクリック
③家賃相場を選択
④今回は神奈川エリアを選択します。
⑤左の枠内で見たい情報をコントロールしながら目的の中区の家賃相場を調べることができます。
《結果》SUUMOの情報では1K 新築 8.3万円だと判明。しかし、これだけでは不十分!
HOME’Sで調べる方法
①続いてHOME’Sにアクセス 神奈川県 で 市区町村 から検索
②横浜市中区 を選択
《結果》駅徒歩は選択できませんが、1K 新築 8.71万円 だと分かりました。
REINSとの乖離
以上より、【横浜市中区 新築マンション 1Kタイプ】
・SUUMO 8.3万円
・HOME’S 8.71万円
が家賃相場だと出ました。
しかし、これを鵜呑みにしてレントロール(家賃表)を確定させてしまうのは不安が大きいと思います。
横浜市中区 1K のREINSでの成約事例を調べると
REINS 8.2万円(共益費・管理費込み)
全ての不動産業者がREINSで成約登録しているとは限らず、
これが正しいかは定かではございませんが、それでも3000円前後乖離があります。
レントロールは投資計画の根本たる重要な指標です。
少しでも多く見積もりすぎると、実態にそぐわない賃料設定により入居率が低くなる恐れがあります。
新築で注意すべきなのは入居募集開始から入居確定までの機会損失
仮に、8.5万円で募集を始めて3か月後に8.2万円に値下げして入居がついた場合
8.2万円×3ヶ月=24.6万円の機会損失 があったと考えられます。これが非常に勿体無い。。
「でも3ヵ月で8万円の入居がついたらそれ以降は得じゃない?」と思われるかもしれませんが、
機会損失の24.6万円を補填するには、差額の3000円だと82ヵ月(約7年弱)必要なんです・・・。
高く貸そうとして手をこまねかないこと!それは結果として、安く貸すまでの機会損失には敵わない!
「ちょっと空いてもいいから高く貸そう」という甘い考えは非常に危険だということがご理解いただけますでしょうか。
きちんと家賃設定し、最速で入居をつける以上に儲かる方法はございません!
まとめ
今回SUUMOやHOMESを使って解説していきましたが、
モノでありふれた現代。他にも一般の方で簡易的に家賃相場を調べられるツールは沢山あります。
しかし、レントロールの決定においては鵜呑みにすると、思わぬ機会損失。
場合によっては、キャッシュフローが赤字になる恐れがあります。
自らでポータルサイトで確認+信頼できる不動産会社とタッグを組み、より正確な数字を洗い出すこと!
NEXT・・・・・【家賃下落率の調べ方】
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