投資商品
世の中には様々な面白い投資商品があります。
例えば「ワイン」
ワインファンドがあるくらいで、2011年にはボルドーが過熱していました。
大いに盛り上げたのは、中国人による爆買いでした。
昨年のワイン投資ファンドを扱う某投資会社による破綻で、あまり良いイメージは無いかもしれませんが。
ワインバブルといわれた当時のパフォーマンス部分だけ切り抜けば、株式・為替以上でしょう。
しかし、ヴィンテージのような出口が見えにくい商品を機関投資家が扱うとなると、
かなりリスクがあり、あくまで個人投資の域を脱せないと思われます。
『絵画投資...?』
さて「絵画」はどうでしょう?
資産家が美術品を保有・運用するケースは昔からよく見られ、ご存知のように古くなればなる程、価値が上がり、流動性も高い商品です。
こういった美術品を主体としたアートファンドはアメリカ・ヨーロッパでは古くから確立されており、数年前には、ブラジルのオークション市場にて、富裕層に美術品が着目され、
2008~2009年に38%拡大したとの経済効果レポートがあります。
また米国の投資コンサルタントや機関投資家・プライベートバンカー等は、絵画等を資産ポートフォリオに組込むといった運用をすすめたりもしています。
美術品が減価償却資産に
一方、日本では、平成27年には税制が見直され、要件を満たしていれば
美術品を減価償却資産として扱えるようになりました。
※ちなみに耐用年数は8年です。
運用方法次第で少額ながらCFも作る方法もありますが、
専門的知識やコネクションがないと出口が見えず、
不動産以上の長期保有の為、今の日本では窓口が狭く、節税商品の印象が強いかもしれません。
日本にも広く浸透すれば、
美術品の大きな特徴である『流動性』も更にあがり、
運用しやすい面白い商品になるかもしれませんね。
特に資産管理法人で不動産運用されている方は、購入して売却だけで無く顧問税理士のアドバイス以外のところで、
自身の法人運用にタイミング次第で適切な節税を見込める商品やスキームの情報を
常時把握する努力が必要です。
PS…ダイムラー・コーポレーションでは 『売って終わり』 では無く、
お客様の求めているものを汲み取り、尊重し、時にリスクがあるようなら、
いくつか提案して最善に導く事を常日頃意識し研究しております。
※ダイムラーでは絵画は販売しておりませんのでご了承ください