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個人と法人、融資にはどんな違いがある?

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融資

一昔前であれば「まず個人で物件を購入して、実績を作った後に法人を立ち上げた方がいい」という流れがありました。しかし現状では、一定の条件を満たせば「個人名義での購入」「法人名義での購入」、どちらも融資を受けることができます。

一般的にサラリーマン投資家からすると、個人名義での融資が受けやすく、法人名義はハードルが高いようなイメージがありますが、実際のところでいえば「個人だから法人だからではなく、各金融機関によって違う」ということです。

 

各名義の購入、どうなる?

個人名義での購入、法人名義での購入には以下のような差があります。ここでは代表的な銀行のタイプを紹介します。

 

Aタイプの銀行

・個人名義の融資では融資審査スピードが早く融資を受けやすいが、基本的に金利が高いのが特徴です。法人名義の融資では金利が低いですが、融資審査のスピードが遅く、融資を受けにくいです。

 

Bタイプの銀行

・個人名義、法人名義に関わらず、同様基準で審査を行い、金利などの条件も変わらないケースが多いです。

 

いわゆる不動産投資の融資に積極的な銀行といわれているのがAタイプの銀行です。この銀行の場合では、法人名義で借りにくいのですが、実際にはBタイプの銀行の方がAタイプより数多くあります。

法人名義では、個人の資産管理会社とみなされるため、結局のところ個人属性が重視されます。そのため、法人だからといってハンデがあるということではありません。ただし、この法人では不動産賃貸事業を中心で行っている必要があります。これが別の事業を行っていれば別の扱いになります。

 

不動産者側からすると…

ただし、不動産業者側からすると、法人ではなく個人名義の方が購入しやすいのは確かです。それは、先述したようにスピードが早いのが大きな理由です。また、「まずは個人で実績を積んでから、法人へ進める」という昔ながらの考え方もあります。ただし、最終的には資産と負債のバランスを見ながら融資審査を行いますから、いくら個人の実績を積んだところで、残債が大きければ融資を受けられない可能性もあるわけです。

いずれにしても、そのサラリーマン投資家にとって最適な融資は、その属性・資産背景・目指す目標によって変わるものです。一概に「個人がいい」「法人がいい」とは言えないのです。

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