有利な融資条件とは?
不動産投資において重要な融資ですが、単純に「金利が低いから、有利な融資条件」ということではありません。
・融資期間
・融資額の上限
・頭金(自己資金)の有無
といった、さまざまな項目があります。その人の資産バランスや購入する物件によって、どういった条件の組み合わせがベストなのかを判断する必要があります。
信頼できる不動産業者と
まずは自分である程度の融資状況を把握した段階で、信頼できる不動産業者と組むのが良いと思います。販売実績のある不動産業者であれば、すでに提携している銀行があり、担当者レベルで強力なコネクションを持っています。会社によっては、銀行と提携を結んでおり、金利優遇を受けられるケースもあります。不動産業者ごとに持っている銀行のパイプは違いますが、最善の選択ができるように動いてくれる不動産業者とタッグを組みましょう。
融資に強い業者は?
では、どんな業者が融資に強いのか。それは、直接話してみるしかありません。不動産投資の仕組みは、「属性」「金融機関」「物件」とトライアングルのようなバランス関係にあります。これを理解していることで、融資を理解している業者かどうかの見分けができるでしょう。
また、不動産業者と話をしたときに、どれだけの数の銀行名が出てくるかがポイントで、1行しか提案してこないような場合は、いっそ取引をやめた方がいいかもしれません。何度も繰り返しますが、銀行の使い方を間違えると、道半ばにして借入れがストップするおそれがあります。
年収も高く金融資産もお持ちのとある投資家さんがいました。すでに5億円の物件を所有されていましたが、より大きな投資規模を目指していました。ご相談を受けて詳しく確認したところ、これまで個人名義で物件購入されており、「もうこれ以上借りられない」という状況でした。このケースでは、個人ではなくて法人での買い進めの方が向いています。
そこで、一旦個人名義の物件をすべて売却して、新たに法人で購入することになりました。最近では20億円ほどの規模になっており、今でも拡大しております。最初から、不動産投資の仕組みを理解していればと当初は言っておられましたが、うまくリカバリーできたことに満足して頂いております。